変わる東京の中学受験と開成の戦略

東京の中学受験が変わっている理由。増える完全中高一貫校と開成が高校受験を続ける理由とは?

変わる東京の中学受験と開成の戦略

首都圏では、東京を中心に、中学受験をする家庭が増えています。
2024年度は前年度比900人減の6万5,600人と9年ぶりに、受験者は減少しました。しかし、学生の人数に対して、受験した人数の割合は22.7%と過去最高を更新しています。
この背景には、「完全中高一貫校」が増えている。という現実があります。

東京の男子、女子の御三家では、高校入学を停止して、完全中高一貫校に移行する流れとなっています。
今回は、そんな首都圏の「中学受験」について考察し、「高校受験」と比較しながら考察をしていきましょう。

 

目次

1.【御三家】は完全中高一貫校が多い

2.【首都圏】で加速する「完全中高一貫校化」

3.【開成】は完全中高一貫校にしない

4.【結論】どちらがよいのか?

5.【まとめ】まとめ

こんな方におすすめです
  1. 自分にあった学校を選びたい方
  2. 塾の選び方を知りたい方
  3. お勧めの学校を知りたい方

 

 

1.御三家は完全中高一貫校が多い

御三家は完全中高一貫校が多い

御三家は完全中高一貫校が多い

高校受験から入学できない学校を「完全中高一貫校」と呼びます。一方で、高校受験で入学できる学校を「併設型・中高一貫校」と呼ぶ事があります。

2つの大きな違いは、最難関大学への合格者数です。

 

現状では、大学受験の対策を前倒しでできる「完全中高一貫校」の方が、併設型の中高一貫校よりも進学実績が高くなっています。

この流れを知っているご家庭が増えた為、中学受験をする家庭の人数が増えた。

と言われています。

 

東京都の中学には、男子と女子に「御三家」があります。

 

「男子御三家」は、開成・麻布・武蔵

「女子御三家」は、桜蔭・女子学院・雙葉

 

となっています。

このうち、完全中高一貫校でない学校は、なんと「開成」だけです。

開成高校では、ある理由で、高校受験を廃止せず、併設型の中高一貫校でいつづけています。

それは、なぜでしょうか?

 

ポイント

・完全中高一貫校が増えている
・進学実績が高い
・開成高校は高校受験で入れる

 

 

2.首都圏で加速する「完全中高一貫校化」

首都圏で加速する「完全中高一貫校化」

首都圏で加速する「完全中高一貫校化」

都内では、都立の中高一貫校でも「完全中高一貫校」化が進んでいます。

2017年から最近までを見てみましょう。

 

2017年…東邦大学付属東邦(千葉県習志野市)

2019年…成城高校

2020年...本郷高校

2021年…豊島岡女子学園 ( 池袋 )

2022年…武蔵・富士・両国・大泉高校

2023年…都立白鴎高校

2025年…東京農業大学第一高等学校

 

多くの学校が「完全中高一貫校」に変化しています。

 

東京では、2022年に、「武蔵・富士・両国・大泉」が、完全中高一貫校に移行し、

2023年には「白鴎高校」が高校受験での生徒の募集を停止しました。

 

都立の中高一貫校では、「都立高校改革推進計画 新実施計画(第二次)」という長い名前の構想により、完全中高一貫校が増えています。

狙いは、「都立の教育環境を良くする」という事らしいです。

今後、都立ではAIを活用した「スマートスクール構想」などもあるようですが、今回は割愛します。

 

千葉にある、「渋谷教育学園幕張」も、高校募集を停止するか?検討しています。

子供の数が減り続けているなか、進学校では、生き残りをかけて「完全中高一貫校化」を進めています。

その煽りを受け、都心部では、今後、完全中高一貫校が増えていくと予想されます。

これは、しっかりと覚えておきましょう。

 

【合わせて参照】

中学受験はいつから始めたら良いのか?

中高一貫校の選び方とは?>>

私立と公立でどこが違うのか?>>

 

ポイント

・中学受験組の進学実績が高い
・都立でも完全中高一貫校が増えている
・渋幕も検討中

 

 

3.高校受験をやめない開成

高校受験をやめない開成

高校受験をやめない開成

都内で、高校からの入学を募集している「中高一貫校」には、開成、桐朋、城北、巣鴨、江戸川女子、國學院大學久我山、早大学院、広尾学園高校などがあります。 

東大合格者数、38年連続1位の開成は、男子御三家の中で、唯一、高校入試を続けている学校です。

つまり、完全中高一貫校ではない学校です。

高校受験をやめない「開成」狙いはどこにあるのでしょうか?

 

開成では、中学で300人を募集し、高校で100人を募集しています。

合計400名の生徒が、進学校を目指して勉強をしています。

 

開成では、中学から入学した生徒を「旧高」、高校から入学した生徒を「新高」と呼んでいます。

高2から中学受験で入った人、高校受験で入った人が混じる仕組みになっています。

 

開成では、あえて、高校受験から入る生徒を入れる事で、「旧高」の生徒に刺激を与え、生徒に多様性と刺激を持たせるようにしています。

 

高校受験組は、入学の最初こそ成績はふるいませんが、学年を追うごとに、徐々に成績で巻き返してきます。

すると、「旧高」の生徒は「このままでは、まずい・・・」

「負けてしまう・・・」

とあせり、勉強に力をいれる。というような事が校内では起きています。

 

中高一貫の世界は少し特殊な世界です。

男子校で中高一貫校、トップの学校ともなれば、どの家も収入が高く、教育熱心で、似たような場所に住んでいて…と似たような人が集まってしまいます。

一方、「新高」の生徒は、中学時代は「共学」で過ごしてきた生徒が多く、社会に出てからも上手に生きていく人が多いです。

成績が伸びた時期も遅く、中学で一気に成長した人も多くいます。

 

「男子校」「一貫校」という、特殊な世界で生きていくのは、高校までです。社会に出たら、年代、性別の違う多様な人とつながり、生きていく必要があります。

開成では、高校受験で入ってくる「血の違う」生徒をあえて入れる事で、人間性が同質化しすぎないようにしている訳です。

完全中高一貫校にした方が、絶対に東大合格者数は上がるにもかかわらず、このような取り組みをしているのは

非常に素晴らしいのではないか?と思います。

 

開成中学、高校が東大合格者数が多い理由も、このようなところにあると言えます。

 

ポイント

・高校受験組は共学出身
・学校に多様性を持たせる
・進学実績だけを追わない

 

 

4.どちらがよいのか?

どちらがよいのか?

どちらがよいのか?

完全中高一貫校と併設型の中高一貫校どちらがよいのか?

これに対する答えはありません。

 

答えがあるとすれば「家庭による」「家庭の考え方による」です。

 

学校を経営する側の立場から言えば、「完全中高一貫校」の方が良いです。

なぜなら、授業のカリキュラムが組みやすく、難関合格の確率と合格者数が上がりやすいからです。

 

生徒側から見ると、併設型の学校に行った方が「多様性」があり、良いと言えます。

 

最近では、「中学受験」をして、希望の学校に入れなかったから、「高校受験」でトップ校に進学する。

という人も増えています。

中学は地元の共学に行き、しっかりと塾で勉強をして、トップの都立高に入る。というコースも人気になっています。

 

「中学受験は、親の受験」と言われます。

親がどれだけ、子供にやらせるか?こどもを監視して、サポートできるか?の世界です。

 

SAPIXなどは、プリントの整理、テスト結果のチェック、弁当の用意、送り迎え。親がやる事はとても多いです。

高校受験は違います。

子供の自主性に任せる部分が多く、自主的に勉強できた子が伸びます。

 

どちらも良い悪い点があり、家庭によって考えが違うはずです。

完全中高一貫校と併設型の中高一貫校どちらがよいのか?を考える場合は、ぜひ、多面的に情報を集めて、検討していただくと良いと思います。

 

ポイント

・どちらも良い
・家庭による
・早いうちから目的を持とう

 

 

5.変わる世界

変わる世界

変わる世界

AIがAGIになり、思考をするようになっています。

さらに数年後には、ロボットとAIが融合したロボティクスが、単純労働をするような時代になります。

 

つまり、暗記ができる事、テストの点数が高い事が、頭の良さと言えない時代になります。

しかし、テストの評価は旧態依然としています。

 

東京大学に入る生徒を頂点とした学力制度は、すでに時代遅れになっています。

これからの時代に必要な力は「知名」と「立命」です。

 

自分は何者で、どこを目指すのか?

 

この問いに、いかに早く答えを出すのか?が大事になります。子供の教育を考える場合、いかに「使命」を持たせるか?が大事になるという事です。

なにやら古臭い考えですが、

AIの出現により、「暗記競争」にもはや何の意味もなくなる時代がすぐそこまで来ています。

 

「どんな時代になっても生き抜く力」を子供に持たせるには?何をしたらいいのか? 常に考える事が大事だと思います。

 

PS.イエナプランなどを早く導入すべきですね。

 

 

あなたの意見を聞かせてください

この記事の感想や意見を、ぜひお聞かせくださいませ。

 

 

※誹謗中傷がひどい場合、予告なく削除する事があります。

 

 

おすすめページ

このページを見た人は、以下のようなページを見ています。

 

衝動的に生きる大事さとは?

衝動的に生きる
衝動的に生きる大切さ
つまらない人生にしない方法

幸福の資本論的、「幸せに生きるには?」

幸福の資本論
お金があれば?友情があれば?
幸せに生きるにはどうしたらいいか?

AI時代の、正しい仕事の選び方とは?

仕事の選び方とは
仕事の選び方は、変化していく
令和の時代、正しい仕事の選び方とは

医学部の合格者を伸ばしている学校

医学部の合格者を伸ばしている学校
安定した職業で、人気の医学部
勢いのある、学校とは?

進学塾に通うメリットとは

進学塾に通うメリットとは
中学受験をするなら、塾は強力な味方に
どんな部分が魅力的なのか?

教育資金のために株式投資をはじめよう

株式投資をはじめよう
労働だけの資産形成は、もう古い
教育資金は投資で増やそう

多様化する進学塾のタイプと選び方

進学塾の種類と選び方とは?
塾には種類があり、目的ごとに
細かく細分化されています。

2025年の東大・京大・医学部合格者ランキング

2025年の東大合格ランキング
2025年の東大・京大・医学部合格者ランキング
進学校をご紹介

内申点について知ろう

高校受験の内申点とは
高校入試はもう始まっている
受験の仕組みと内申点の意味とは

早めの対策で教育資金を増やそう

教育資金について考えよう
教育資金はいくら必要?
目安の金額と、増やし方とは

公益資本主義と豊かな中間層を

公益資本主義と豊かな中間層
豊かな中間層を作る事が、国会にとって大事
我々は何を目指したらいいのか

フィンテックの王者を目指すソーファイとは?

投資をするならsofiがおすすめ
アメリカ最強のフィンテック企業
その強さと将来性について考察

東大に最短で合格するには

凡人が東大に最短で合格するには
何をどのくらい勉強をしたらいいのか?
具体的に考えてみましょう

中学受験はいつから?変わる受験の世界

中学受験はいつから?変わる受験の世界
都市部では当たり前になった中学受験
本当は、いつからはじめたらいいのか?

【現代の闇】人手不足なのに仕事がないのはなぜか?

人手不足なのに仕事がないのはなぜか?
人がいない。だけど、仕事はある??
ねじれ現象が起きる原因とは...

自己探求が究極の学問

自己探求が究極の学問
自己探求を続けて心理改善しよう
幸せに生きるために必要な事とは

パランティアの何がすごいのか

パランティアの何がすごいのか?
AIのOSのようになっている
企業に深く入り込む企業

後悔しない高校の選び方とは

後悔しない高校選び方とは
選ぶ基準が、実は難しい高校
自分にぴったりの学校を見つける方法とは

中高一貫校の選び方とは

中高一貫校の選び方
正しい中高一貫校の選び方とは
どうやって選んだらいいのか

中学受験における偏差値は大きく3つある?

中学受験における偏差値とは
中学受験における偏差値は
ちょっとだけ特殊です

 

 

 

 

 

【コンテンツ】

トップへ

はじめての方へ

勉強ガイド

よくある質問

スタッフ紹介

会社概要

お問い合わせ

【中学校】

東京の中高一貫校

埼玉の中高一貫校

神奈川の中高一貫校

千葉の中高一貫校

 

【高校ランキング】

東京の高校 偏差値ランキング

埼玉

神奈川

千葉

【塾で探す】

個別指導

集団授業

家庭教師

 

【地域で探す】

東京の人気塾

埼玉の人気塾

神奈川の人気塾

千葉の人気塾

掲載について

管理人のご紹介

会社概要

お問い合わせ