中学受験における偏差値は大きく3つある?

中学受験における偏差値とは?高校受験の偏差値と違うのか

中学受験における偏差値は大きく3つある?

中学受験における「偏差値」は大きく3つある事をご存知でしょうか?
3つとは、サピックス偏差値と四谷偏差値、日能研偏差値です。S偏差値、Y偏差値、N偏差値と呼ばれています。
進学塾の最大手3社の名前が冠に付いた言葉です。
結論から言うと、中学受験における偏差値はサピックス偏差値で見た方が、正確です。
今回は、そんな偏差値について、見て行きましょう。

 

目次

1.【偏差値】サピックス、四谷、日能研の偏差値の違いとは?

2.【違い】なぜ、違いが出るのか?

3.【数値】-10で考えておこう

4.【受験】中学受験と高校受験の違い

5.【まとめ】受験はお早目に

こんな方におすすめです
  1. 自分にあった学校を選びたい方
  2. 塾の選び方を知りたい方
  3. お勧めの学校を知りたい方

 

 

1.サピックスは勉強オリンピック

サピックスは勉強オリンピック

サピックスは勉強オリンピック

中学校の偏差値には、種類があります。

 

「実に面倒だ!!」

 

と思うかもしれませんが

姿勢を正して、一緒に声を出して、読んでみましょう

 

3つとは、

 

「サピックス偏差値」

「四谷偏差値」

「日能研偏差値」

です。

 

大きな声で元気よく言えましたか?

 

ちまたでは、世間では、

S偏差値、Y偏差値、N偏差値と呼ばれています。 

 

進学塾の最大手3社の名前が冠に付いた、偏差値です。 さすが大手!!

 

「SYN」新手の韓流グループのようですが

中学の偏差値には、S偏差値、Y偏差値、N偏差値の3つが存在しています。

そして、今後も、消えることはないでしょう。

 

大きな違いは、模試を受けている人のレベルです。 

「四谷と日能研」に違いはありませんが、サピックスだけは、違います。

 

サピックスには、「御三家」と呼ばれる、値域のトップ校を目指す天才、化け物が集まってきます。

 

勉強のモンスターです

勉強界の「室伏広治」「大谷翔平」です

 

東京なら、筑駒、開成、麻布、桜蔭などです。

神奈川なら「聖光栄光」千葉なら「渋幕」。このレベルを狙っている学生がサピックスに集まってくるわけです。

 

※最近は、「グノーブル」、「早稲アカ」も多いよ。という話をすると、話が複雑になるので、次回に持ち越します。

つまり、サピックスという塾は、頭一つ抜けている生徒が集まっているわけです。

 

そのため、サピックスで偏差値50あれば、上位レベルの学校に合格できます。 

 

偏差値について

上記は、2024年の「早稲田大学高等学院中等部」の偏差値です。

四谷の偏差値で65。サピックスでは56。9ほどの乖離があります。

つまり、sapix偏差値から「-10」して偏差値を見ると、冷静に受験校を分析できるわけです。

 

もちろん、-10ではなく、-5~-1の学校もあります。

2024年の開成中学は、四谷偏差値で71。サピックス偏差値で68となっており。偏差値の差は「3」となっています。

 

 中学受験をする場合、必ず、サピックス偏差値と、四谷偏差値を見て、客観的に分析するのがお勧めです。

 当サイトでは、中学受験はサピックス偏差値で計算をしています。 

 

そのため、神奈川の中高一貫校などは、偏差値23や37など低い数値の学校が沢山あります^^;

神奈川県は、歴史的背景と、金銭的に裕福なご家庭が多いので、多くの中高一貫校があります。

しかし、多くは、入る意味があるのか?

と思われるような学校も多いわけです…

 

四谷偏差値に合わせてしまうと、トップ校を受験する人からクレームが来てしまうのです(泣

 

【合わせて参照】

【変化】中学受験はいつから?変わる受験の世界>>

【受験】共通テストを受ける人が毎年減っています>>

【一貫校】正しい中高一貫校の選び方とは >>

 

ポイント

・サピックス偏差値は10高い
・四谷と日能研は同じ
・偏差値50でもレベルが高い

 

 

2.頭がよい子が集まってテストをするから

頭がよい子が集まってテストをするから

頭がよい子が集まってテストをするから

偏差値は、当たり前ですが、「母集団」によって大きく変わります。

 

頭の良い子しか集まっていない状態で、テストをして、偏差値50としましょう。

この50という数値。高いでしょうか?低いでしょうか?

答えは

高い」です。

 

中学受験をする家庭は、全体の20%と言われています。(都市部で)

 

この20%の人々は、とても優秀です。

さらに、裕福な家庭が多いです。

親も、国立大学を卒業している。など、教育にも熱心である場合が多いです。

補足ですが、小学校受験をする家庭は、年収1000万を超えている事が多いようです。

 

中学受験の名門である「サピックス」は、御三家を目指す家庭の子が集まってきます。

すなわち、20%の中でも、さらに上位層と言えます。

 

クラスでダントツのメガネをかけ、陰キャなやつ!!というのがサピックスに行くイメージです。(最近は違いますが)

 

この上位層がテストをして、偏差値を競ったらどうなるか…

普通の子がテストを受けると、

「おや…」と思うほど

偏差値が低く出る」という事です。

 

偏差値について

母集団が優秀な場合、平均点を取っているだけで、普通の学校の上位レベルを凌駕します。

サピックス偏差値では、50前後でも、頭が良いと言えます。

 

60なんて、神の領域です。

 

例えば、sapixで偏差値50の学校は「栄東、立教新座、サレジオ、青山学院中等部、逗子開成」などです。

女子では、「開智、東洋英和、神奈川大学付属中、三田国際、学習院中等科」になります。

 

いずれも、中堅以上の学校と言えます。

決して、レベルの低い学校ではありません。御三家に比べたら低くなりますが、とても素晴らしい実績を持つ学校と言えます。

 

このように、中学受験の偏差値は母集団と、切っても切れない関係にあると言えます。

「小学生、全員が受けるテストで偏差値を出していない」ので、正確な数値というものは存在していません。

 

だからこそ、トップレベルの子が集まる塾のテストに意味があると言えます。

 

ポイント

・母集団によって決まる
・サピックスは募集団が優秀
・小学生は全員受けるテストがない

 

 

3.四谷偏差値から-10

四谷偏差値から-10

四谷偏差値から-10

中学受験をする場合、トップ校を受験するならS偏差値である、サピックス偏差値をみていれば大丈夫です。

私立の中堅校よりも下の偏差値である学校を受験する場合、四谷偏差値だけでも大丈夫です。

 

中学受験をする場合、上位層が集まるサピックス偏差値で計算しておくと、自分の立ち位置が明確になります。

四谷偏差値が高くても、実際の受験では、サピックスやグノーブルに行っている生徒が受験をしてくるからです。

 

サピックスは「御三家」「最難関校から上位校」を受験する生徒が集中しているので、普通よりも偏差値が低く出ます。

しかし、母集団のレベルが高いので、偏差値が50でも、難関大学に行けるレベルの学力と判断できます。

 

例えば、神奈川の中堅校などは、四谷偏差値の方が見やすいです。

相洋中学校

四谷偏差値で、40以下の中高一貫校は、実はたくさんあります。上記の相洋中学校は四谷偏差値で32、関東学院六浦中学校は36となっています。

関東学院六浦高等学校は高校で「55~58」ほどの偏差地になります。

 

関東学院六浦中学校

早慶上理ICU1…10人、GMARCH..21人ほどの合格者を出しています。

高校だけでみると、良い学校と言えます。

しかし、中高一貫校のマーケットで見てしまうと、下位の偏差値である学校になってしまいます。

 

このように、四谷偏差値が40以下の学校は、サピックス偏差値で計算してしまうと、偏差値が出てこなくなります^^;

 

そもそも、サピックスに集まるトップレベルの生徒は、偏差値が40を切った学校は、受験しない場合が多いです。

そして、もしサピックス偏差値が40を切るようであれば、他の塾に行った方がよい可能性があります。

このように、偏差値は、自分が受ける学校に合わせてみる必要があるわけです。

 

サピックス偏差値だけで学校を見る場合は、+10して考え、さらに大学合格実績を見るようにしてください。

 

ポイント

・サピックスで見ておいた方がいい
・自分の行く学校のレベルに合わせる
・-サピックス-10で見よう

 

 

4.レベルが大きく違う

レベルが大きく違う

レベルが大きく違う

中学受験と高校受験の大きな違いは、高校受験では、トップ層が抜けている…という点です。

本当のトップレベルの子は、サピックス、早稲アカなどに行き早いうちから受験対策をします。

そして、開成、麻布など私立の「完全中高一貫校」などに行きます。勉強はいつから始める?で書きましたが、難関国立大学や医者を目指す場合、小学生から受験勉強はスタートしている場合がほとんどです。

 

勉強する習慣は、小学生から

早期学習で差をつけ、大学受験まで独走状態で勉強をし続けます。

これが、今の受験業界です。

 

中学を卒業すると97%の子が、高校受験をします。

勉強が得意な人も全く勉強しない人も…ほぼ全員が高校受験をするわけです。

しかし、中学受験は違います。

 

中学受験と高校受験の違い

 中学受験をするのはわずか8%(首都圏では約19%)…

首都圏にいる、トップ20%の人が、中学で受験をします。

そのため、母集団が優秀になってしまいます。20%の人で偏差値を争うと以下のようになります。

 

sapixの偏差値

下位レベルですら、普通に勉強ができるわけです。

偏差値が低いにも関わらず、普通の学校では、トップレベル…という謎の現象が起こります。

これが、SAPIX偏差値なわけです。

 

では普通の学校はどうでしょうか?

普通の学校の偏差値

普通の学校では、落ちこぼれもいれば、上位層もいる。という感じです。

普通の学校の偏差値40以下は、それは、ひどいものです…

まともに授業を聞いてない。宿題は出さない。遅刻はする。じっとしていられない…もはや同じ人間と思えないほど、差があります…

 

落ちこぼれは、本当に勉強ができず、読解力もありません。

かろうじて、読み書きができるレベル…という状態です。そのため、学校の先生にも負担がかかります…

 

このように、母集団が違うと、偏差値という基準にゆがみが生じます。

偏差値を見る場合、母集団について考慮し、差し引いて考えておきましょう

 

【合わせて参照】
東大・医学部の合格者ランキング>>

 

ポイント

・母集団が違う
・普通の学校は、レベルが低すぎ
・偏差値には見方がある

 

 

5.まとめ

まとめ

まとめ

今回は偏差値についてでしたが。

難関大学に、普通に受験して合格しようとするなら、圧倒的に中高一貫校に行って、先取学習をする事をお勧めします。

 

「課金」という言葉がありますが、やはり親の経済力があり、親が子供の教育に熱心な家庭ほど、子度が難関大学に合格しています。

難関大学に合格すると、職業を選ぶ選択肢が多くなります。

 

子供が何をやりたいか?は一度おいておき、選択肢を増やしておいてあげる。という事はとても大事な事だと思います。

 

中高一貫校に入っても、「英語、数学」など、積み重ねが必要な科目は、塾に行って学習をしておくとよいです。

中学から高校に入る瞬間に、だらけてしまい、学力が下がってしまう子も多くいます。

そのような事があると、せっかく課金して受験をしたのに、高校でレベルが下がり、課金の意味が薄れてしまいます。

 

ほおっておくと、中学で偏差値が良い学校に行っても、大学受験では負けてしまいます…

 

さらに、高校受験は注意が必要です。高校受験から大学を目指すと、圧倒的に「勉強時間」が足りません。

 

この通り、追いつくには、かなり急なピッチで高校1年生から勉強をする必要があります。数学などは類似問題の演習が必要であり、公式も多く、1年間で理解できることに限りがあります。

早期学習で、高校の範囲を早めに終わらせ、過去問を何度も解き、予習復習をしておく必要があります。

 

中高一貫校では、「先取り学習」が行われています。

 

東大合格者が多い「灘高校」などは、高校1年で数学をⅢ・Cまで終わらせる必要があります。それくらいスピードを上げないと、高校受験組は、中学受験組には追いつけません。

中高一貫校では、図のように、早めに授業を終わらせて、入試対策に多くの時間を使います。

入試対策に多くの時間を使えるほど、受験は有利です

他の生徒が公式を覚えている間に、演習問題を解き続けてみましょう。

どんどん差ができていきます…

 

早く受験対策ができる、完全中高一貫校ほど、東大、医学部など難関の国立大学の受験には有利です。

 

東大合格で有名な「鉄緑会」という塾では、早い段階で授業の範囲を「3~5周」ほど行い、万全の体制で大学受験に挑みます。

実績は凄まじく

最近の実績で

・東京大学:540名

・国公立大学医学部:397 名

と、とんでもない数の合格者数を叩き出しています。

 

このように、受験は昔のように、公立の高校から東大に行く!

というような道から、中学受験 ➡ 完全中高一貫 ➡難関大学。というコースに変化している訳です。

昨今の中学受験ブームを見ると、この流れは、変える事ができないと思われます。

もし、お子様に良い教育を与えてあげたい!と思うなら、早い段階で、中学受験を考えておく事をお勧めします。

中高一貫校の選び方についても、早いうちから知っておきましょう

 

県立、市立の中高一貫校なども増えています。

ぜひ、情報を集めて、受験に挑んでください^^

 

【参照】

【変化】中学受験はいつから?変わる受験の世界>>

【受験】共通テストを受ける人が毎年減っています>>

【一貫校】正しい中高一貫校の選び方とは >>
東大・医学部の合格者ランキング>>

 

 

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