これで良いのか?共通テスト

共通テストが難しくなり、私大が入りやすくなっている闇

これで良いのか?共通テスト

共通テストが難しくなり、共通テストを受ける人が毎年減っています。このままいくと、地方の中堅国立大学に生徒が集まらなくなります。
先生と生徒の負担は増えていく一方であり、働き方改革と逆行をしています。センター試験でよかったはずなのに、難しい「謎のテスト」を受けさせる意味などあるのでしょうか?

小学中学と遊ばせておきて、高校で絶壁を登らせるような試験にしているのが今の大学受験なのです。これでは、中堅層以下は滑落するか、そもそも挑まなくなってしまいます。
これは、大きな問題です。

どうみても、地方中堅国公立大学を統廃合させようとしている。私立大学に補助金をいれて、バックで政治資金を手に入れているようです。

共通テストを難しくすると、地方の中堅以下の国立大学に人が集まらず、入試がカンタンな私大にばかり人が集まってしまう。
国立大学では、学生の質が下がり、人数があつまらなくなる。都会の私大にばかり人が集中してしまう問題がある。

共通テストが難しくなると、教える高校の教員にも負担が大きくなる。

本当にこれで良いのか?共通テスト

 

目次

1.【基本】共通テストがひどすぎる

2.【共通テスト】落ち込む受験者数

3.【課題】地方の「中堅国立大学」がやばい

4.【事例】私大は3教科も崩れて、推薦へ

5.【まとめ】まとめ

こんな方におすすめです
  1. 自分にあった学校を選びたい方
  2. 人生を自分で決めたい方
  3. 基準が分からない方

 

 

1.共通テストがひどすぎる

共通テストがひどすぎる

共通テストがひどすぎる

2025年度の入試から、共通テストが超改悪されます。6科目30科目から7科目21科目へ、情報Iが加わります。
国語 10分増加して90分。数学も10分増加で70分のテスト。
英語は、大問ごとの配点に変化はなかったものの、総語数は200語増え、第5問では本文が約300語も増加しました。

つまり、難しくなりすぎ、中堅国立を目指している生徒、先生への負担が増えています。

このままだと、埼玉大学を受験して合格者をだしている、中堅高校以下は、こんな難しい大学の対策をするのがバカバカしくて、私大しか受験しなくなってしまいます。

専門性の低い私大は、税金の無駄なので減らさなければいけないのに、なぜか、中堅の国立大学を減らす。謎の政策になっています。明らかにおかしな話です。

地方の中堅高校は、食らいついていくけれど、今後は無理になっていく可能性があります。
共通テストで高得点を取るなら、高校生活を犠牲にして、さらに「受験」勉強をしなければならない。そんな魅力のない学生を量産してどうするつもりなのか?

共通一次試験が始まった1979年度(昭和54年度)入試でも、受験生の国公立大学離れが起きています。
以前は、一期校(難関国立大学/5教科5科目)、二期校(地方国公立大学/4教科4科目)と受験は分かれていました。
それが、5教科7科目の試験を受けなければいけなくなり、受験生が一気に減りました。
国公立大学受験のチャンスは最低2回あったのが減り、国公立大学受験のチャンスが、1回だけの改悪になりました。
その結果、京都教育大学や大阪外国語大学は、偏差値が、大幅に下落した歴史があります。
大阪外国語大学などは影響が大きく、最終的に大阪大学に吸収されてしまいました...

国としては、私大を守り、中低位の国立大学(文系)を潰しておこう。という考えだと思います。

 

ポイント

・難しくなりすぎ
・テスト対策で高校生活が犠牲になる
・先生の負担が増えてる

 

 

2.落ち込む受験者数

落ち込む受験者数

落ち込む受験者数

共通テストは年々、難しくなり、分量が増え、それにともない受験生は減っています。
これは、難関の国立は偏差値が高い人しか受けず、中堅の高校は、年内に推薦にて、「私大」を受けて合格をもらっているからです。
指定校推薦とAO入試が増え、中堅学力の高校では、50%以上が推薦で大学に行くようになっています。
BF(ボーダーフリー)大学、Fランク大学は、推薦だけで入れるようになっています。


「大学入試センターが発表した共通テストの確定志願者数は、前年より2万668人少ない49万1913人。
6年連続の減少で、1992(平成4)年以来32年ぶりに40万人台に落ち込んだ。」
by 2024年 1/8 産経新聞

と記事があります。
つまり、地方の中堅国立大学を受験する人が減っています。

中堅の塾でも、「共通テストの受験をやめて、私大受験を目指したい。年内に合格したい」という相談が増えています。偏差値60-70位のところは共通テスト受けますが、中堅以下の高校は年内に、私大に決めてしまう学生が増えています
。
共通テストが難しくなることは、学生と先生に負担が増え、東京にさらに人が集まり、地方が過疎化します。
中堅レベルの子はあきらめて、授業料だけ高く、専門性が低い、謎の私大に入り、高卒と同じくらいの就職先しか合格できなくなります...

どう考えてみても、何も良い事がありません。
なぜ、こんな事をしているのでしょうか?

 

ポイント

・中堅高校の脱落
・東京への一極集中
・私大のレベル低下

 

 

3.地方の「中堅国立大学」がやばい

地方の「中堅国立大学」がやばい

地方の「中堅国立大学」がやばい

地方の「中堅国立大学」がやばい
遊ぶ場所がないので、都会からの志願者はもちろんですが来てくれません。共通テストが難しくなりすぎて、中堅の高校からの志願者が減っています。

一部の地方進学校の「国立大学合格者数」があがっていますが、これは、実績作りで、学校が生徒にごり押ししているからだけです。
国立大学としては、「推薦枠」を拡大する方法があるが、推薦を増やすと、中退者が増えます。
中退者が増えると、大学は荒れて、質が下がっていきます。

ただでさえ地方は少子化で子どもがいません。
追い打ちをかけて、都会の子は地方国立大学に来てくれない。国からの補助金は減る。
優秀な先生は都会に引き抜かれ、まともな研究ができない。
このままでは、せっかく学費が安く、環境がよいのに、存在意義がなくなってしまいます...私大の補助金だけが増える。

本当に良いのでしょうか?

 

ポイント

・中堅の国立に生徒が減る
・生徒と共にレベルも下がる
・

 

 

4.私大は3教科も崩れて、推薦へ

私大は3教科も崩れて、推薦へ

私大は3教科も崩れて、推薦へ

私立大学の一般選抜試験は3科目が基本となっています。
文系の場合、英語+国語+数学・地理歴史・公民から1科目
理系の場合、英語+数学+理科が一般的。 2教科や1教科で受験できる私立大学も増えています。

国公立大学の5教科7科目と比較すると、明らかに科目数が少ないため、学習の負担が軽減されます。

つまり、国立大学は難しなりすぎ、私立はカンタンになりすぎる...という
いびつ現状がおきています。

しかしです、上位の私立大学である「慶應」「早稲田」などは付属からの学生が大半をしめていて。
合格者を非公開にするしまつです。

つまり、金持ちの子と、一部の頭い良い子しかいれないよ!!となっています。
一般入試で入る枠が減り、親ガチャで当たった人しか入れない学校になっています。すでにです。

一般入試で頑張っているのは、明治くらいですが、このままだと、明治も付属を増やす傾向になりそうです。

日大などの、中堅のマンモス私大はどんどん学力が下がり、推薦でバンバン学生を取っていきます。
さらに、三教科入試にして、学力が低くでも入れていきます。

もはや、大学生のレベルはどんどん低下する一方です。

 

ポイント

・私大は推薦に
・一般入試が減る

 

 

5.まとめ

まとめ

まとめ

BF、Fランク大学の中退が30%と増えています。この背景には、学生の人数が減っているのに、私大に対する補助金という利権が大問題になっているからです。
年々、国立、公立大学の授業料が上がり、試験は難しくなりどう考えて、中堅の国立大学を統廃合させようとしています。
統廃合してしまうと、私立の大学に行くしか選択肢はなくなります。中堅高校に行っている子は、本来、中堅の国立が選択しにあったはずですが、都会のバカ私大に流れてしまいます。
私大の補助金に政治家が群がり、文科省があほな仕組みを作って、国益にならないことをしているとしか思えません。
教育がマネーゲームの対象となってしまっています。

共通テストを難しくて、先生の負担が増えている。
地方の国立大学は娯楽が少なく、楽しくないので、大学は都会に行きたいと考える人が続出。
地方の中堅国立大学はピンチになる。
せっかく広大な敷地があるのに、なんで、こんなバカげた事しているのか?

共通テストを難化させると、東京圏一極集中に拍車がかかる。
共通テストで高得点を取るなら、高校生活を犠牲にして、さらに「受験」勉強をしなければならない。そんな魅力のない学生を量産してどうするつもりなのか?

みなさんは、どう思いましたか?
【参照】
共通テスト難化と私大入試の軽量化・年内化で地方中堅国公立大学に暗黒の未来>>
【国立大学・公立大学・私立大学】1975年~2021年「大学授業料の推移>>

 

 

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