個別指導は、何人までが個別指導なのか?

個別指導は、何人までが個別指導なのか?

個別指導は、何人までが個別指導なのか?

今や、どの町のビルでも見かけるようになった「個別指導」という言葉。
この個別指導、言葉の響きとは裏腹に、実態が違う..とクレームになる事も多いようです。
実は、この個別指導、講師一人に対して、何人までが個別なのか?という基準がありません。
つまり、講師一人に対して、生徒が10人でも「個別指導」と言えてしまうのです^^;
今回は、そんな闇のある、しかし、とても優れた塾である「個別指導」について、みなさんと、深堀をしていきたいと思います。

 

目次

1.【基本】個別指導とはそもそも何か?

2.【理由】なぜ、個別指導が増えたのか?

3.【個別指導】頭が悪い子に向いている

4.【メリット】質問がしやすい

5.【まとめ】まとめ

こんな方におすすめです
  1. 自分にあった学校を選びたい方
  2. 人生を自分で決めたい方
  3. 基準が分からない方

 

 

1.個別指導とはそもそも何か?

個別指導とはそもそも何か?

個別指導とはそもそも何か?

個別指導は、質問ができない...集団授業についていけない...という子が多かった為に生まれてきた形態の塾です。

「駿台予備校」「代々木ゼミナール」が全盛だった時代、多くの学生は、ワンランクでも上の大学を目指していました。昔の写真などを見ると、大きな部屋に生徒を詰め込んで、カリスマ先生が授業をしていました。

この時代、講師は「いかに個性を出すか?」が求められていました。
予備校の講師が「紫のスーツ」をきて「スーパーカーに乗る」。年収は1億を超えている。
なんていう、今では考えられないスター講師が、風を切って歩いていました。

しかし時代がかわり、子供が減る少子化になると、1つの部屋に、多くの生徒を入れる集団授業は、段々と人気がなくなっていきました。
大学に入りやすくなり、浪人する人も少なくなると、集団授業で多くの生徒を集めていた塾から、経営不振になっていきました。

それもそのはず、集団で授業を教えてもらったとしても、多くの生徒は、授業の理解すらできていません^^;
質問ができないまま、さらに次の講義がはじまり・・・
という状態では、難関校に合格するのなんて、夢のまた夢です。

そんな時代に生まれたのが、「個別指導」です。
CMでも見かける「明光義塾」などは、個別指導を全国に広げた、パイオニア的存在として今でも知られています。
明光義塾、東京個別指導学院、TOMAS、フリーステップさんなどが、店舗展開をしています。

個別指導では、大人数を一気に教える。というスタイルを完全否定して、少人数で、生徒に向き合い教える事にしました。
生徒、一人一人の顔を見ながら授業をして、授業のを中断して、質問に答えながら授業をします。
その場で疑問がなくなる授業スタイルであり、個別最適化された授業によって、生徒の成績はドンドン上がっていきました。
この指導方法が徐々に進化して、現在に至っているわけです。

 

ポイント

・1:1ではない
・少子化によって、浪人が減る
・学生が教えている事が多い

 

 

2.なぜ、個別指導が増えたのか?

なぜ、個別指導が増えたのか?

なぜ、個別指導が増えたのか?

一番は、少子化による1人あたりの学習費の増加が大きいと言われています。
さらに、個別指導が起業しやすい。というのも、個別指導が普及するのを助けました。

個別指導の場合、教室に広いスペースが必要ありません。
小さいスペースさえあれば、勉強を教える事はできます。さらに良い事に、少人数制の塾なので、生徒が集まっていなくても、「少人数制」なので!と言えば、「なるほど!!」と説得力が増します。

塾自体が、低コストで始められ、時代のニーズにもあっていたので、瞬く間に少人数制の塾は増えていきました。

そんな少人数制の塾ですが、現在では、「大学生」が教える事が多くなっています。
社会人の講師を雇い、少人数制で授業をすると、「赤字」になります。

そこで、少人数制の塾では、「大学生のアルバイト」を大量に雇い、研修をして、小学生や中学生の生徒を指導しています。
アルバイトでいいの?と思うかもしれませんが、実はそこがポイントです。

 

ポイント

・少子化でもニーズは大きい
・起業がしやすい
・低予算でスタートできる

 

 

3.出来の悪い子ほど、個別指導が向いている

出来の悪い子ほど、個別指導が向いている

出来の悪い子ほど、個別指導が向いている

個別指導の塾は、頭がよくない子が向いている。と言われています。
悪口ではなく、実際にこれが事実です。

基本的に、勉強が出来る子は、自分で勉強ができます。勉強をする習慣もできています。
小学生の場合、勉強が出来る子は、「早熟」な子が多く、むしろ、学校の授業がつまらない。という状態になっていたりします。
小学生の成長は、ムラが多く。とくに低学年は、子供によって、学力に大きな差が出てしまいます。

学校の授業は1クラス30人です。授業のスピードは、できない子に合わせてカリキュラムが作られています。
出来る子は、集団授業でも、先生の話を聞いて、復習をすれば、テストで点が取れてしまいます。

個別に指導が必要なのは、できない子です。
出来ない事が悪いのではなく、理解するまでに繰り返しが必要な事が多いです。
さらに、勉強ができない子は、勉強に対して苦手意識を持っていたりするので、前の単元からつまずき、単元を放置している可能性があります。

算数などは、一つの単元が、次の単元に関連してきます。
足し算が分からないと、掛け算は理解できません。掛け算を理解しないと、速度は出せません。
集団授業では速度を教えますが、生徒をよく観察すれば「どこで、つまずいているのか?」さらに、躓いている原因はどこにあるのか?までが見えてきます。

単元を戻り、説明ができる。顔色をみて、指導ができる。これが、個別指導の良さと言えます。

 

ポイント

・勉強が苦手な子に向いている指導方法
・単元を戻り、説明ができる
・顔色をみて、指導ができる

 

 

4.その場で質問できるから分かる

その場で質問できるから分かる

その場で質問できるから分かる

個別指導では、講師が1人に対して、生徒が5人程度で行われます。
講師1人に対して、生徒が何人になるか?によって、授業の値段が違ったりします。

講師は、中学生と小学生を、一緒に座らせて教えたりします。小学生のとなりに、中学生が座っているという状況です。
小学生からしたら、ちょっと緊張するかもしれませんが、普段、話す機会のないお兄さんやお姉さんと話す事で、刺激になる部分も、個別指導では人気のようです。

「集団授業」は、1クラス10~30人で、競争を取り入れた塾が多くあります。サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー、ena、臨海セミナー、ステップ、栄光ゼミナール、市進などが代表的な集団塾です。

テストでクラス分けされていて、講師がストイックに宿題を出してきます。小テストをこなしながら、クラス順位を上げていく。これが普通です。
集団授業の場合、他の生徒が聞いているので、授業中にいきなり質問する事はできません。
ちなみに先生は「ベテランのおじさん」などが多いです。正社員の講師、しも男性が多いです。
女性は出産を機に辞めてしまう人が多いので、どうしてもベテランの講師が多くなってしまいます。

少人数制の個別指導はいつでも、その場で、何度でも講師に、気軽に質問ができます。さらに、講師は大学生なので、学生との年齢が近いので、気軽に質問を売る事ができます。

授業を中断して質問ができるのは、個別指導ならではの、おおきなメリットとも言えます。

 

ポイント

・授業中に質問OK
・講師が大学生で質問しやすい
・不毛な競争がない

 

 

5.まとめ

まとめ

まとめ

頭が良い子は、進学塾にいき、集団授業で、どんどん先取で授業をこなした方がいいです。SAPIXに行く子、中学受験をする子で、頭がよい子は、圧倒的に集団授業に向いています。
集団授業は、競争を取り入れた塾が多いです。テストでクラス分けされていて、講師がストイックに宿題を出してきます。
小テストをこなしながら、クラス順位を上げていき、気が付いたら難関校に合格している。
そんな塾が集団授業の進学塾です。

逆に、個別指導では、親身になって弱点を潰してくれます。質問もその場で出来、あこがれのお兄さんやお姉さんから指導を受ける事ができます。

どちらがよいか?という議論になりがちですが、どちらにもメリットがあり、デメリットがあります。子供の性格や、成長スピード、家庭の目的、目標に合わせて、塾を選ぶようにしてみてください。

らくたのスクールでは、集団塾、個別指導塾の情報を載せています。よろしければ、皆さまの口コミなどを書いていただけましたら凄く嬉しいです。
励みになるので、ぜひ、お願いいたします。

【参照】
【論文】東京大学大学院教育学研究科紀要 第46 巻 2006 現代における塾の展開>>
【youtube】「補習塾」と「進学塾」の違いとは? 塾選びのポイントを解説>>

 

 

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